2022年もラスト。今年の観劇総まとめとして個人的なお気に入りを発表。
今年は53本の観劇。一番観てた頃の3分の1程度だけど、働きながらだとこれぐらい(週1本程度)が丁度よいのかも知れない。上がった(FIRE)ならば、年200本ぐらいを目指したい。しかし、年300本以上観ている人とかコロナ前は結構いたような気がする。
コロナ前後で小劇場演劇の世界も本当に変わった。このところの演劇・映画界隈はハラスメントが問題になっていて本当に雰囲気が良くない。観劇人として色々と思うところもあるが、現時点で顕在化している団体についてはこの記事のチョイスから除外している。個別の感想記事を消すまでのことはしないが、来年はより良い環境になっていることを切に願う。創作現場の暗部を意識しながらでは作品を楽しむことなんて出来ないのだから。
2022年お気に入り作品5本+1
今年の評価4.5以上の5本と番外1本。どの作品もパッとシーンが思い出せるほどに楽しめた。来年はより多くの作品で4.5以上が付けられるような作品にめぐり逢いたい。
ムシラセ『瞬きと閃光』
バランス抜群のウェルメイド作品。今年のベスト。
アガリスクエンターテイメント『ナイゲン(2022年版)』
敢えて最新作『SHINE SHOW!』ではなく10年前の名作コメディであるこちらをチョイス。とうとうフジテレビにまで手が届いたアガリスクエンターテイメントは来年飛躍の年を迎えそう。
Mrs.fictions『花柄八景』
誰が観ても楽しめるウェルメイドで笑って泣ける作品。オープニングからMrs.fictionsらしさが炸裂。
あんよはじょうず。『(めくるめく恋の)白痴はよいこ』
耽美エログロ純愛ストーリーでアングラ感が突き抜けている鬼才高畑亜実。
はらぺこペンギン!『OJISAN’S4』
ライトなエンタメコメディだが20年という年月の重みが心に沁みる。
番外:あんよはじょうず。『地獄変をみせてやる。ー人生失笑(疾走)篇ー』
観たのは昨年末だけど公演期間は今年も入っているので無理やりに。価値(演劇)観が変わるほどの衝撃を受けた一作。
2022年の8人の印象的な俳優
ある意味観た俳優さんを無限に挙げられるので敢えて絞っての8人。来年末ラインナップが無茶苦茶被りそうだが気にしない。
亀田梨紗
顔と声が好き。俳優を好きになるのにこれ以上の理由はないという感じ。来年はもう少し板の上に立って欲しいと心から願うファン心理。
岡野康弘
今一番巧いと思う俳優は?と聞かれたら彼を挙げると思う。
土橋銘菓
リアルの属性がレア(社会人で地下アイドルもやっている演劇人)なので、ドンだけぶっ飛んだ役柄を演じていても実存するかもしれないと納得させる凄さ。
函波窓
今年初めて拝見。振り切ったキャラも重めの会話劇もこなす存在感のある俳優。未だ主宰されているカンパニーを観ていないので来年タイミングが合えば。
永田佑衣
今年初めて拝見。名立たる小劇場の雄にキャスティングされている実力に間違いはない。
目崎剛
俳優としての彼がかなり刺さったのだけど、たすいちも好きです。来年観に行きます。しかし、イルカは本当に刺さった。
宮下真実
レティクル東京座に入る前から名前は知っていたが何故かご縁が続いた今年でした。
奥泉
久々に若い男性俳優で印象に残る人が出てきた。というのが第一印象。初めて一色洋平を観たときの感覚に似ている。飛躍しそうな俳優。
コメント