出典:目崎剛個人企画 X https://twitter.com/tate_hoko2024
おすすめ度:☆☆☆✬★
公演期間:2024/02/09(金)~2024/02/18(日)
劇場:シアター711
脚本・演出:目崎剛
出演:秋山拓海、大森さつき、亀田彩香、佐藤美輝、白井更紗、須崎真緒、藤本康平、細田こはる、村松ママンスキー、森谷菜緒子
あらすじ
『しのびよるせかい』
現代にも存在する忍者達の隠れ里。
世の中の影響を受けキラキラネームを背負った忍者達。
その一人、混沌左衛門は、里を抜けることを決意する。
「抜け忍には死を」
古くからの掟に従い、追手の忍者が混沌左衛門に迫る!『ギフト』
「♪君にもあるのさ天使の羽がホラ」
じゃあ私にもあるってこと?
あなたにも、あるってこと?
学生時代の友人・理生に突然カラオケに呼び出された小鳩。
なかなか本題に入らない理生に付き合い、歌って笑って思い出話をして。
「私、あと半年の命なんだ」
天からのギフトを見つけるために、二人はおしゃべりを続けていく。『幸不幸ミスマッチ』
超ネガティブ男子高生・有無くんと、超ポジティブ女子高生・絵夢ちゃん。
絶対に考え方が交わらない、クラスメイト以上に接点がない二人だったが、
絵夢が有無にとんでもないお願いを持ち掛ける。
ミスマッチな二人による、ドタバタ青春汗だく二十分一本勝負『いまこそわかれめ』
出典:目崎剛個人企画 X https://twitter.com/tate_hoko2024
「ちゃんと仰げば尊し歌った?」
目の前の親友は不意にそんなことを訪ねてきた。
いつもの喫茶店。いつもの席。
いつもと違うのは、卒業式だったこと。卒業しなくてはいけないのだということ。
親友の「仰げば尊し」講座が始まって、いつも通りにくだらない話をしながら、僕たちは卒業しいていく。
卒業しなくては、ならない。
作品の感想
あくまでも個人の感想、若干ネタバレを含むため閲覧注意
演出・脚本:☆☆☆★★
個人的な理由で久々の観劇(と言っても1か月ぶりぐらい)となったが、色んな意味で丁度良い公演に当たった気分である。4チーム+2の特殊公演のため、舞台はほぼ素舞台。”たすいち”っぽいといっては何だが、やや緩ーい雰囲気での笑いアリ、心に刺さるセリフもアリで楽しめた。
『しのびよるせかい』
『NARUTO-ナルト-』読んだことない人を無条件で振り落とすかのようなツクリだったが、チープな二次創作コメディ感が逆に笑えた。村松ママンスキーが大体のところをもっていっていたのが印象的。
『ギフト』
たすいちのお二人によるウェルメイドな二人芝居。前半、細田こはるが放つ違和感がラストに向かって回収されていく感じは良かった。
『幸不幸ミスマッチ』
男女入れ替えての内容が違和感のないように演出されていた。男子校出身なので、この手の話が全く入ってこないのが申し訳ない。
『いまこそわかれめ』
短篇としては、同じ公演の他作品に比べて伏線回収が綺麗で一番好みだった。予めスジを分かっていて観てたら、森谷菜緒子の演技で泣いていたと思う。(分かっていないと、伏線に気づいた衝撃で泣けない。)
俳優:☆☆☆☆★
村松ママンスキー
『しのびよるせかい』で、福田雄一作品に於ける佐藤二朗を彷彿させる異様な存在感を放っていた。『いまこそわかれめ』では、振り返ってみると”そういうことか”というキーポイントを担い印象的だった。ただの飛び道具ではない。
森谷菜緒子
漠然と森谷菜緒子のこういう演技を観たいな、と思っていたイメージに”どんずば”で、目崎さん凄い…ってなった。こういう役柄を演らせたら世代最強感がある。
まとめ
体調もメンタルも下降線だったけどこの作品観たら元気出てきた。やっぱり観劇楽しいわ。弓チームや他の作品も観ればよかった。
出典:目崎剛個人企画 X https://twitter.com/tate_hoko2024
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