【映画観てきた感想】『カウンセラー』祝再上映

4.0
アイキャッチ画像 映画

映画『カウンセラー』

出典:映画『カウンセラー』公式サイト https://drunkenbirdrunning.wixsite.com/counselor

おすすめ度:☆☆☆☆★
公開期間:(2021年12月18日現在)
下北沢トリウッド
2021/10/30 (土) ~ 2021/11/12 (金)
2021/12/18 (土) ~ 2021/12/24 (金)
名古屋シネマテーク
2022/1/22 (土) 〜 2022/1/28 (金)
神戸映画資料館
2022/1/29 (土) ~ 2022/1/30 (日)
監督・脚本:酒井善三
出演:鈴木睦海、西山真来、田中陸、松本高士、平仁、亀田梨紗、蒲池貴範

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あらすじ

ある心理相談室に勤める心理カウンセラー・倉田真美は、妊娠6ヶ月目で産休前最後の出勤日だった。予定していた最後の相談者を見送ったあと、ある一人の女性・吉高アケミが予約なしでやってくる。

やむなく「相談内容だけでもお聞きしましょうか」と伝えた倉田に、アケミは「……妖怪が見えるんです」と語り始める。

謎めいた彼女の口から語られる暗い物語が、奇妙なことに聞いている倉田を妄想に駆り立て、不安の渦に堕としてゆく……。

出典:映画『カウンセラー』公式サイト https://drunkenbirdrunning.wixsite.com/counselor
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作品の感想

注意

あくまでも個人の感想。ネタバレありのため閲覧注意

脚本・演出:☆☆☆☆★

非常に難解ではあるものの、読後感がそこまで悪くない。
どこまでが誰の話なのか分からない。終盤二人の視点が入れ替わり立ち替わりした挙句に突然終わる。気持ち悪い、で終わってしまいそうだが、テンポよく42分に収めているので観ている側が深く考え切らないまま、一気に不思議な感覚に落とし込まれる。

ホラーやサスペンスに分類されるのだろうか?この単に怖いでもなく、気持ち悪いではなく、意味わからん、ともならない。心の距離感みたいなものが異質で説明しづらい感じが新鮮。

俳優:☆☆☆☆★

西山真来

とにかく怖い演技が凄い。これが怪演というやつか。徹頭徹尾不自然なオーラがあり、それが急速に高まったところで突然途切れる。恐怖が過ぎる。

鈴木睦海

柔和な雰囲気にちょっとした違和感。その違和感が西山真来とのやり取りで増幅され、不安が伝染していく様子がよく伝わってくる。

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まとめ

まさに42分で不安が伝染する様子を目の当たりに出来る。これが1000円なのが映画の凄さ。

これぞ映画的な作品。観客の視点を強制的に変更することが出来るからこそ、観ている人間を置いていかずに混乱と不安を伝染させてくる。一見の価値あり。

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