【演劇観てきた感想】くによし組『なんもできない』

3.5
アイキャッチ画像 演劇

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出典:くによし組 https://kuniyoshigumi.jimdofree.com/

おすすめ度:☆☆☆✬★
公演期間:2023/05/16(火)~2023/05/21(日)
劇場:OFF OFFシアター
脚本・演出:國吉咲貴
出演:函波窓、菊川耕太郎、芝原啓成、末安陸、てっぺい右利き、山田健太郎、永井一信

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あらすじ

雨の日、化石発掘バイトは休みになります。
雨の判断は人それぞれなので、間違えて来てしまう人もいます。
誰に怒ることも出来ません。自分の判断が間違っていたからです。
せっかくなので、雨が止むまでラジオを聞きます。
ラジオでは、脳みそ半分手術の実況中継をしています。
そういえばさっき、不思議な骨を見つけました。

これは、誰にも聞こえない、僕らの声です。

出典:くによし組 https://kuniyoshigumi.jimdofree.com/
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作品の感想

注意

あくまでも個人の感想、若干ネタバレを含むため閲覧注意

演出・脚本:☆☆☆☆★

冒頭、一体何の話なのか?と思わされたが、そこから徐々に設定が明らかになってくる構成。テイストは充分にふざけているのだが、近未来デストピアで戦争もので、ロボットもので、差別の話で、時間軸が2軸あって、でも舞台はOFFOFFシアターで、ほぼワンシチュエーションという、無茶苦茶に圧倒的なな情報量が詰め込まれた作品だった。

鬼とかマメとか脱皮とか発作とかベラちゃんとか、どうやって思いついたのだろうかと感じるほどに想定の死角から襲ってくる。まるで不条理劇を観ているかのような感覚なのだが、ストーリーはちゃんとあって、そのちゃんとしたところが、更にバランス感覚を狂わせてくる。

これは劇場で観てこその作品。観れてよかった。

俳優:☆☆☆★★

函波窓

最近よくお観かけする俳優さんで何かとご縁を感じてしまう。どの役柄も振り幅が大きく、演技の引き出しの多い俳優さん。今作でも二役の大きな振り幅を見事に演じ分けていた。主宰団体の公演があれば観に行ってみたいと思っていたりする。

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まとめ

OFFOFFシアターじゃない劇場で再演が可能なのか?という設定。いつかOFFOFFシアターでの再演が観たい。

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出典:くによし組 https://kuniyoshigumi.jimdofree.com/

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