出典：MCR http://www.mc-r.com/
おすすめ度：☆☆☆☆★
公演期間：2023/09/13(水)～2023/09/17(日)
劇場：劇場MOMO
脚本・演出：櫻井智也
出演：稲葉捺月、樋口双葉、瀧澤依由、若月海里、夏アンナ、堀靖明、日栄洋祐、櫻井智也、おがわじゅんや、北島広貴、上田房子、伊達香苗
あらすじ
「朝、目を覚ます時の気持ちは、面白い」と、あの女学生は言った。
出典：MCR http://www.mc-r.com/
わたしは、そんな気持ちになった事なんか一度もない。
新しい朝が瞼を剥ぎ取ろうとする度に、祈りがどこにも届かない事を知る。
好きな人は総じて嫌いな人になるし、美味しいものは総じてアレルギーになる。
もう寝よう、おやすみなさい。わたしは、王子様のいないシンデレラ姫。
明日もきっと、世界は私に意地悪だ。
＋＋＋
MCRの新作は、自らの価値を見誤ったまま世界と向き合う女学生が
間違った計算式を武器にして奮闘する、愉快な罵詈雑言が飛び交うおはなしです。
作品の感想
あくまでも個人の感想、若干ネタバレを含むため閲覧注意
演出・脚本：☆☆☆☆★
植物状態の少女が1日だけ人の体に入って何でもない1日を過ごしていく中で、同級生に告白されたりするドタバタ青春群像劇。ってまとめるとこんな感じだが、字面では表現しづらい面白さがあった。ただ、いつも笑って泣けるMCRなんだが、今回は女子高生側に視点が寄り過ぎていてちょっと入り込んでいけない部分があり、あんまり泣ける感じではなかった。
思えばいつだって恋愛とか愛がMCRのストーリーの中心に据えられているんだが、櫻井智也が年上っていうのがいつも違和感を覚える。なんで50がらみのオッサンが女子高生のワチャワチャした感じとかを描いていけるのだろう、と不思議な感じに襲われた。『アカデミック・チェインソウ』から続く最近のMCRの作風なのだろう。
俳優：☆☆☆☆★
堀靖明
MCRと言えばこの人（劇団員じゃないが）。今作でもテンション最高潮でまくし立てまくっているシーンが面白かった。
樋口双葉
フワッとした雰囲気ながらグループのオピニオンリーダーで、結構辛辣なセリフを吐くギャップが印象的で良かった。
櫻井智也
俳優としての櫻井智也が結構好きで今作の雰囲気は『無情』に通じるものがあってなんか切なくなった。
まとめ
流石のMCRで冬のスズナリも楽しみである。最近ほとんど現金持ち歩いてなくてチケット代払ったらＴシャツ買えなかった。あのＴシャツは欲しい。
出典：MCR http://www.mc-r.com/
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