【演劇観てきた感想】あんよはじょうず。『(めくるめく恋の)白痴はよいこ』

4.5
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出典:あんよはじょうず。 https://www.anyo-jouzu.com/

おすすめ度:☆☆☆☆✬
公演期間:2022/09/14(水)~2022/09/18(日)
劇場:テアトルBONBON
脚本・演出:高畑亜実
出演:大島朋恵、山本恵太郎、有栖川姫子、杉山しおん、奥泉、高橋里帆、高畑亜実

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あらすじ

今作もあらすじは公表されていないので勝手な私的まとめ

そして”あんよ。”は、あらすじなんて要らないと思う

注意

あくまでも私的な勝手まとめ、こういうお話ではないのかも知れない

荒川月雄は”あの事故”以来、恩師の大島小鳥と暮らしている

そんな二人のもとに小鳥が”あの事件”で傷つけた森田梢が転がり込む

そんな二人のもとに小鳥が”あの事件”で森田梢が転がり込む

梢は”あの事件”以来、小鳥を恨んでいる

小鳥は贖罪のために梢を迎え入れ、小鳥、梢、月雄の3人の同居生活が始まる

飯島由紀乃は、月雄を救いたい、彼の大好きな”母”の顔にまでなって…

そして二人は邂逅…しない

もしかしたら”全部”…

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作品の感想

演出・脚本:☆☆☆☆☆

これを旗揚げ公演で演ったのか、というだけでも凄い作品の再演

耽美エログロ純愛ストーリーで相変わらず性癖ダダ洩れ具合が半端ない

結構スピーカーの近くだったので、ひっさびさに音響で内臓が揺れた(クロムモリブデン以来の感覚)照明も良くて出ハケも決まっていて心地いい

冒頭から超絶長台詞を澱みなく俳優に吐かせて一気に世界観に引きずり込んでくるトリップ感

この劇空間を味わいたくて”あんよ。”を観ている

期待に違わぬ出来映えで大満足

俳優:☆☆☆☆★

山本恵太郎

高畑亜実の選ぶセクシーおじさん列伝に名を刻んだ感がある

色気たっぷりで演出に応えており好演

杉山しおん

高畑亜実の少女観を体現する俳優なのだろう、前作よりも更にそう感じさせる造形だった

奥泉

セクシーな少年とセクシーなおじさんの中間地点の理想形

作中一瞬だけ見せるバッキバキの腹筋が物語る造形美

気弱な青年とかも器用にこなすのでこれから躍進しそう

先日の一人芝居を観に行けなかったのを存分に後悔させられた

高橋里帆

冒頭の長台詞が素晴らしかった

あれで今作の流れが決まるので半端ないプレッシャーがあると想像される

稽古で鍛えに鍛えたのだろう澱みなく完璧だった

有栖川姫子

”あんよ。”にとって大人の女性が一番難しいのだろう、劇作もキャスティングも

その難題に見事に応えていた

繋がっていないけど繋がっている、少女性を感じさせないけど持っていないと成立しないという難しさ

お見事でした

高畑亜実

俳優としての高畑亜実はズルくて巧い

綺麗で可愛くて、少年で少女、ミステリアスでセクシー

要はズルい

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まとめ

ひとりぼっちじゃなくなった”あんよ。”、そして、鬼才高畑亜実の活躍はまだまだ続きそう

次回は3月劇団員のみで江戸川乱歩を新宿眼科画廊で

チケット争奪戦確定

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出典:あんよはじょうず。 https://www.anyo-jouzu.com/

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