出典:♯Q 公式Twitter https://twitter.com/sharp_q_mm
おすすめ度:☆☆☆☆✬
公演期間:2023/5/27(土)~2023/5/30(火)
劇場:新宿眼科画廊スペース地下
脚本・演出:久保磨介
出演:赤猫座ちこ、井本みくに、おしばい演太、シミズアスナ、辻響平、依乃王里
あらすじ
絵を描くしかない男と、
何も出来ない女のラブストーリー私は無知で、何も出来ない。
絵をみても何がすごいか分からない。
けどどうやら彼はすごい人みたいで。人から聞く彼の凄さと、
私が知ってる彼の魅力はちょっと違って、
ずっと私の知らない誰かがいる。知らないことって、増えるんだな。
出典:『無地にしか観えない』フライヤー
作品の感想
あくまでも個人の感想、若干ネタバレを含むため閲覧注意
演出・脚本:☆☆☆☆★
久々に小劇場で甘く切ない系の本格的なラブストーリー観た気がする。しかも、外連味のない会話劇で。ある意味相当思い切った作品。無茶苦茶にピュアで観ている側のダメな性根を浄化してくれるんじゃないかと錯覚させられるほどだった。才能って何なんだろう、楽しいって何なんだろうと考えさせられる作品で、終盤のタイトル回収が直接的ではないのが逆に刺さってくるのが良かった。
こんな表現は良くないと思うが、この脚本でこの俳優陣なら、もっと大きな箱で公演して欲しかった。変則な客席配置で、観客の顔が視界に入ってくるのは個人的には勿体ないと感じる。
俳優:☆☆☆☆☆
おしばい演太
めぐり合わせが悪かったのか、久々にお芝居されているのを観た気がする。直近でも今の芸名になる前だから、本当に相当観ていないのだが、相変わらず魅力的な演技をする。非常にキャラがハマっていた。
赤猫座ちこ
今作では一番難しい、ラブストーリーの中でもクスっと笑えるセリフを絶妙な間合いで吐かないといけないということをやっていた気がする。お見事でした。
まとめ
俳優6人で凝ったセットがなくても公演可能なので、どこにでも持ち運びできるし100分弱でサイズ感もちょうどいい。まだ公演中だがもう少し大きい劇場で、出来ればオリジナルキャストでの再演を既に希望している。
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