【演劇観てきた感想】MCR『ガラクタ』

出典：MCR　http://www.mc-r.com/

おすすめ度：☆☆☆☆★
公演期間：2024/10/30(水)～2024/11/03(日)
劇場：OFFOFFシアター
脚本・演出：櫻井智也
出演：櫻井智也、おがわじゅんや、北島広貴、上田房子、伊達香苗、堀靖明、澤唯、後藤飛鳥、三瓶大介、加賀美秀明
【日替わりゲスト(1ステージに数名出演)】川島潤哉、奥田洋平、中川智明、小野ゆたか、日栄洋祐、熊野善啓、本井博之、黒澤風太、荒波タテオ、江見昭嘉、福井喜朗、小野紀亮、石沢美和、石黒麻衣、加茂井彩音、稲葉捺月、川久保晴、篠本美帆、大石ともこ、徳橋みのり、若月海里、三澤さき、佐藤有里子、わたなべあきこ、ザンヨウコ、金沢涼恵、笠井幽夏子、ほか、MCRに縁のある方々

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あらすじ
作品の感想
1. 演出・脚本：☆☆☆★★
2. 俳優：☆☆☆☆☆
まとめ

あらすじ

どうやら季節に侘び寂びがなくなった今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
おかげさまでMCRは今年で30年目を迎える事ができました。
そもそも一回だけ公演をするつもりで作った劇団、それも別に、なんだろう、演劇がやりたくて始めたわけではなく、やる事もなかったから、身の回りのものをかき集めて何ができるか考えたら、それが世間から演劇と呼ばれていたり、劇団と呼ばれていたりするものだった、というだけの事でした。
演劇のことなんか全く分からないままここまで来て、いまだに演劇のことなんか分からないけど、多分これからもずっとそうなんだと思います。
演劇が好きな人とか演劇の偉い人とかには演劇扱いされなかったりする事もありますが、その人たちにはそっちの演劇を可愛がってもらって、僕らは僕らの演劇をこれからも必死に疑心暗鬼で可愛がっていきたいと思います。
本日はご来場ありがとうございました、あなたたちがいなければ間違いなく今日という日はありません。
３０年続いたことより、あなたが今現在、生きてそこにいる事に感謝です。
出典：MCR　http://www.mc-r.com/

作品の感想

注意

あくまでも個人の感想、若干ネタバレを含むため閲覧注意

演出・脚本：☆☆☆★★

脚本の部分がどの程度なのかほとんど分からない。80%ぐらいはインプロだと思われる。基本的に、俳優ほどに人物造形を理解出来ていない故か、インプロって俳優のためのもののような気がして、自分としてはあまり楽しめないのだが、今回は全員見知った俳優ばかりでMCRとのご縁も理解しているため、結構楽しめた。序盤からグダグダなお笑いばかりで、これもMCRらしいのだが、終盤やっぱり笑いつつも泣かされてしまうのが”らしい”。最後の浪漫飛行はまさに世代の歌だった。

観た回の日替わりゲストは、日栄洋祐、猪股和磨、川久保晴、若月海里、三澤さき、江見昭嘉。

俳優：☆☆☆☆☆

堀靖明

彼がMCRの人ではないのが不思議なほどに毎回出ている。”堀に投げとけば取り敢えず何とかするだろう、みたいのはやめろ！”には、笑った。

加賀美秀明

彼もこの数年はほぼ全作品に登場している印象。超ハイテンションで”下には下がいる”と言い放った姿がヤバすぎて爆笑した。

伊達香苗

”ガラクタ”集団MCRの良心でありお母さんである。”この乞食！”が突き抜けてリアルで呼吸できなくなるぐらい笑わせてもらった。

まとめ

30周年おめでとうございます。こういう”ツクリ”ならば毎日観に行っても良かった作品。

出典：MCR　http://www.mc-r.com/