【演劇観てきた感想】劇団人間嫌い『かわいいチャージ’24』

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出典:劇団人間嫌い https://ningengirai.studio.site/

おすすめ度:☆☆☆✬★
公演期間:2024/07/24(水)~2024/07/28(日)
劇場:シアター711
脚本・演出:岩井美菜子
出演:武藤遥香、星澤美緒、井澤佳奈、岸鮫子、椎木美月、佐藤美輝、萱怜子
日替わり彼氏:後関貴大、奥泉、河村凌、新井裕士、藤田恭輔

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あらすじ

人は見た目じゃないっていうけど、かわいく生まれてきたかった。今朝できたニキビを見て落ち込んでる、だって女の子だもん。
日々研究を怠らない、メイク、ファッション、ダイエット。とっくに済ませた、全身脱毛、パーソナルカラーに骨格診断。月一の美容院にネイルにまつ毛サロン、時にはクリニックで肌管理に整形って、かわいいあの子はいろんなことをしてるみたいだけど、一体何をどこまで努力するのが女の子として妥当なのかな?

メイドカフェを舞台に起こる、かわいいの義務と権利の物語。
2017年、2019年、そして2024年、人間嫌い3回目のかわいいチャージ。

出典:劇団人間嫌い https://ningengirai.studio.site/
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作品の感想

注意

あくまでも個人の感想、若干ネタバレを含むため閲覧注意

演出・脚本:☆☆☆★★

良くも悪くも初演と同じ印象を受ける。オッサンには理解できない部分も多いが、ストーリー構成とキャラクターが確りしていて演劇として充分に楽しめた。女性ならではの価値観や考え方なのかな、という部分が多く共感が大きくない。これ、7年前とほぼ同じ感想なのが、自分にも成長や変化がないのではないかと感じてしまうところが悲しい。とはいえ、なんとなく筋を覚えていて既視感がある分、初演の方が良かったと感じてしまうのが、再演の難しいところ。

俳優:☆☆☆☆★

武藤遥香

初見の俳優さんだが初演がオーバーラップして土橋銘菓に観える、というか土橋銘菓の創った”らぶ”のイメージを完全に踏襲している感じで驚いた。何となく雰囲気は似ているかもだが、顔立ちとかは全然違うのに、記憶の中にある”らぶ”とピッタリ重なっていた。

星澤美緒

こちらはご本人(初演と同じ)なのだが、7年の歳月を感じさせないのが凄い。初演時は役柄が年上で、今回は役が年下になっているというのはシンプルに凄い。

椎木美月

格好いいと可愛いを両立させる”かおる”は、色んな意味で難役だと想像するのだが、とても巧く演じていた印象。初演時の倉垣まどかは高身長で宝塚の男役を思わせるほどだったが、また違った”かおる”像を観せてもらった。

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まとめ

再演(厳密には再々演)って、一部キャストが残っていると、どうしても脳内の記憶と比較してしまうのだけど、思い出(初演)って美化されている部分があるから難しい

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