出典:あるいはエナメルの目をもつ乙女 https://enamel.amebaownd.com/
おすすめ度:☆☆☆✬★
期間:2023/08/30(水)~2023/09/05(火)
劇場:APOCシアター
脚本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出:助川紗和子
出演:【BLUE】石澤希代子、小林桃香、渡辺実希、日下麻彩
【WHITE】林揚羽、村上弦、万葉、髙橋紗綾
あらすじ
1987年夏
出典:あるいはエナメルの目をもつ乙女 https://enamel.amebaownd.com/
大西洋とカリブ海の間に浮かぶ島にある
別荘の一室に5人の女が集まった。
女たちの狂気、復讐、嫉妬、憎しみ、笑顔が
1987年、1995年、2003年、
3つの時代で描かれる。
女優、石澤希代子の
「どうしても挑戦してみたかった」作品を
知らない星の助川紗和子が演出する。
第43回岸田國士戯曲賞受賞の
サスペンス・コメディーの傑作を
ダブルキャストで上演。
更に詳しいあらすじは”Performing Arts Network Japan” などで確認できます。
作品の感想
あくまでも個人の感想、若干ネタバレを含むため閲覧注意
演出・脚本:☆☆☆★★
拝見したのはBLUEチーム。別の公演とかで観たこともなく完全初見の『フローズン・ビーチ』。岸田國士戯曲賞受賞の名作、なのだが、あまり合わなかった。1場はかなり良くて流石名作、ってなったのだが、2場、3場で追いつけなくなってしまった。2場の”ゆび”のくだりとか、3場の”カニバビロン”のくだりとか、このあたりのシュールというかナンセンスな部分ってKERAと”その時代”だからこそ、っていう部分があって上手く受け取れなかった、という感覚。単純にストーリーからふるい落とされた気持ち。
『楽屋』と同じように女性4人の会話劇、ヒネリの効いた展開、特殊な舞台装置は不要、と『楽屋』同様多くの俳優が一度は演じてみたいという作品なのだろうな、ということは理解できた。
俳優:☆☆☆☆★
前日渡辺実希から急遽万葉に切替わった回。大きな違和感は観ている側にはなかったけど、出ている側にはそれなりにあっただろうと想像。
日下麻彩
初見の俳優さんであったが非常に好印象。役柄(咲恵)のイメージに非常に合致した演出が入っていて納得度の高い演技だった。
石澤希代子
プロデューサーとしての劇団業務をこなす中でのあの膨大なセリフ量を入れるだけでも凄い。2場のヤバい感じが良かった。
まとめ
APOCシアターで、あそこまで確り建て込まれている公演は初めて観た。
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