出典:くじら座なごや https://kujiragamieruoka.amebaownd.com/
おすすめ度:☆☆☆★★
劇場:スタジオ空洞
公演期間:2022/06/17(金)~2022/06/26(日)
脚本:越智優
演出:上野友之、利藤早紀
出演:『夏芙蓉』小島あすみ、竹田百花、西田真実子、東出薫、大島萌
『ふぶきのあした』上野陽立、岡野桃子、小林春世、佐藤千夏、芝原啓成、土屋翔、西山斗真、沼田星麻、猫田にき、平川千晶、福冨宝、ホリユウキ、丸山夏歩、奥田努
あらすじ
夏芙蓉
卒業式の後、深夜の教室で千鶴は、
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親友舞子を待っていた。
やがて現れた舞子に、
サエとタマイを合わせた四人は、
思い出話に花を咲かせる。
たわいもない会話に含まれる
ほんの少しだけの亀裂が、
やがて大きく口を開け、
四人を引き離す。
ふぶきのあした
ふつうの雪すら滅多に降らない
温暖なこの街に、
突如、観測史上最大級と言われる
猛吹雪がやってきた。
緊急下校の放送を聴き逃してしまった生徒たちが校内に取り残される。
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寒さがいっそう増すのは、
窓の外の雪のせいか、
それともー。
作品の感想
あくまでも個人の感想、ネタバレを含むため閲覧注意
演出・脚本:☆☆☆★★
夏芙蓉
高校演劇の名作だそうで(高校在学中に演劇部なし【今はあるらしい】、観劇も大人になってからで高校演劇の大会とかは観ない人)初見の作品
なるほどコンパクトにまとまっており、終盤のどんでん返しからの場転で泣かせる展開、が、個人的にはあんまり刺さらず、、、で、共感・共鳴する要素が無さ過ぎて眺めてしまう状態に
20年程前の初演時からセリフは変えていないのだろうか?言葉の使い方に時代を感じさせるものがあり、今、”そこ(眼前)”に高校生が話している場面が展開されている感じを覚えずで、ちょっと合わなかったかも
なお、俳優の一人がコロナ罹患で、主宰の利藤早紀が代役に立っていたことがネガティブな感覚を生むということはなかった(台本持っているので気にはなるが、、、)
ふぶきのあした
こんなに大勢出てきて高校演劇の作品として大丈夫なのだろうか?というのが第一印象
14人も部員がいるの?最近の演劇部って、、、(凄い)
作品としては1時間で登場人物14人なので流石に渋滞気味、コロナ禍における高校生の不安定さ、スクールカースト的なものや集団パニック的な要素を感じながら、なのだが、こちらも気付くと目の前の展開を眺めるだけな状態に、、、まともな高校生活を送っていなかった自分自身の問題な気がする…
俳優:☆☆☆★★
沼田星麻
とても嫌な感じで、陰キャ勢から敬遠されているのが良く伝わってきた
高校生に見えるのがある意味凄い
”アマヤドリの俳優は達者”説が強化された
ホリユウキ
こちらはいつまでも高校生が出来るタイプ、初めて観た時には既に20代前半だったのだが印象の変わらない俳優さん
気弱であったり繊細であったりという役を充てられることが多いが、中身はそういう人ではない気がしている(あくまでも個人の感想)
まとめ
高校演劇がお好きな方にはたまらないと想像
1時間に良くまとまっていて楽しめる(特に『夏芙蓉』)
まともな高校生活をおくっていた人にはきっと楽しめる作品(←自虐)
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