出典:猿博打 https://sarubakuchi.jimdofree.com/
おすすめ度:☆☆☆★★
公演期間:2024/06/21(金)~2024/06/30(日)
劇場:スタジオ空洞
脚本:青沼リョウスケ
演出:村上弦
出演:河村凌、村上弦、板場充樹
あらすじ
三人の冒険者は長年の旅の終着点であり目的となる大魔王の部屋の目前
臆病者の賢者は引き返す事を提案する。
勇敢な武闘家は突き進む事を提案する。
優しい勇者は冒険を振り返る事を提案する。「ここまで来るのに、色々な事があったなあ」
うっかり思い出話に華が咲き、三人はラスボス前で飲み会を始めてしまう?!
冒険者達よ、そろそろお開きにしてください。世界は救われるのか?
友と歩んだ人生を振り返る、乾杯思い出コメディ!…おや?この中に裏切り者がいるようだ…
出典:猿博打 https://sarubakuchi.jimdofree.com/
作品の感想
あくまでも個人の感想、若干ネタバレを含むため閲覧注意
構成が確かに青沼脚本で”劇想からまわりえっちゃん”なテキストである。ダンスで始まりコメディ展開でストーリーを広げて、終盤ちょっとウルっとくる構成。安定感があるのだが、やや新鮮味に欠けるというのが正直なところ。
ベタなので驚くような展開もないが、つまらなくもなく楽しめた。何より、猿博打のお三方が楽しそうに演じている様子が非常に印象的。テキストにも反映されているのかもしれないのだが、劇団も5周年ともなると”いろいろあった”ことは想像に難くなく、コロナ直撃の5年間で色々と大変だったろうなと思いつつ観ていた。
小劇場を観るようになって10年以上経つが、観始めた当初の劇団で残っている劇団はあまり多くない。10周年や15周年を迎えた劇団でもメンバーの入れ替わりがあるのが普通で、なんとなく終盤の流れからラストシーンに哀愁を感じざるを得ない。
まとめ
お三方とも小劇場シーンではよくお観かけするようになった。コロナ挟んでの5年という事を考えるとやはり実力があるのだろう。今後のご活躍に更なる期待を。
出典:猿博打 https://sarubakuchi.jimdofree.com/
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