出典:ぽわわわわん https://powa.themedia.jp/
おすすめ度:☆☆☆✬★
公演期間:2024/11/3(日)〜2024/11/5(火)
劇場:調布市せんがわ劇場
脚本:萩原伸次、安倍康律、大河原準介、塚原直彦
作曲・音楽監督:中島慧
構成・演出:楠見藍子
出演:小島幸子、平田裕香、かぬか光明、井ノ上奈々、井上優、内匠靖明、行成とあ、高橋英則、森谷里美、金城大和、壹岐紹未、坂巻学、楠見藍子、〈ピアノ〉高橋瞳輝子、〈ヴァイオリン〉塚本奈央、〈ヴァイオリン&ヴィオラ〉阿部奏美、〈チェロ〉水野須美子
作品の感想
あくまでも個人の感想、若干ネタバレを含むため閲覧注意
演出・脚本:☆☆☆★★
せんがわ劇場は初めて伺ったがとても綺麗な施設で、ピアノ四重奏(ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)での生演奏による朗読劇という、非常に贅沢な劇空間。今作品は、演劇を観に行っているというよりも、長年のファンである平田裕香を観に行っていることもあり、何かいつもの小劇場観劇とは何もかもが違う感じであった。
初日の①に伺っており、プロローグ『緊急手術』から始まり、『青春ドライブ』、『ブランコ、すべり台、看板の注意書き』、『ていねいデスゲーム』、『無伴奏』、『吸血鬼との愛』、『星にリボン』、エンディング『カウンセリング』で終わる8話構成。小劇場ばかり観ている身としては、動きのない朗読劇で内容的にもちょっと物足りない感じがしてしまうのは致し方ない。平田裕香が出てる二人芝居『ブランコ、すべり台、看板の注意書き』と『星にリボン』と、出ていない中では3人芝居の『無伴奏』が良かった。演者が多い(この3作以外は全て4人以上出ている)朗読劇は、観ている側の情報処理がしづらい印象。
俳優:☆☆☆☆★
平田裕香
久々に劇場で拝見したが、纏っている”雰囲気の良さ”に変わりがなく、凄く好きな俳優である。『ブランコ、すべり台、看板の注意書き』で、初めて10歳の少年の演技を観たが、少年の声がハマっていて驚いた。この少年の声と『吸血鬼との愛』でのお姉様風の艶のある発声とのギャップがお見事。『ていねいデスゲーム』での”マカロニグラタン”のくだりがグダグダなのも何故か許せる、芸歴25年とは思えない”可愛げ”がある凄さ。
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