【演劇観てきた感想】趣向『パンとバラで退屈を飾って、わたしが明日も生きることを耐える。』

3.5
アイキャッチ画像 演劇

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出典:趣向 http://shukou.org/

おすすめ度:☆☆☆✬★
公演期間:2022/12/21(水)~2022/12/25(日)
劇場:シアター風姿花伝
脚本:オノマリコ
演出:扇田拓也
出演:KAKAZU、伊藤昌子、海老根理、大川翔子、榊原美鳳、前原麻希、三澤さき

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あらすじ

コロナ禍の合間をぬって、その読書会は行われている。本を読むことに慣れているわけではないけれど、人生が退屈すぎて、退屈はほとんど恐怖で、わたしたちはここに来る。カッターを人に預ける。クレジットカードも人に預ける。『人形の家』を読んでおしゃべりをして、『サロメ』を読んでおしゃべりをする。そしてわたしたちは初めて「演劇」をはじめる。

出典:趣向 http://shukou.org/
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作品の感想

注意

あくまでも個人の感想、若干ネタバレを含むため閲覧注意

演出・脚本:☆☆☆★★

内容的に虐待とかネグレクトを起因とした「生きづらさ」を扱っているため、どうしても感情が入っていけず、眺めることになってしまう。そして、自分の中の違和感と折り合いが付きにくい。観るのがちょっと辛い作品。

また、ストレートプレイかと思っていたが、若干音楽劇っぽい要素が入っており、これもちょっと好みに合わなかった。

俳優:☆☆☆☆★

三澤さき

明るい素振りとトラウマのギャップが凄くて、より深刻さが伝わってくる演技だった。

榊原美鳳

普通そうに見えて終盤一気に壊れていく様子が観ていてツラい。その巧さがより重い。

大川翔子

作品中一番感情移入しやすい人物で、今作の構成を担う重要な役割を好演。

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まとめ

内容的にちょっと入りづらいけど、これも「演劇」

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