出典:モミジノハナ https://momijinohana.jimdofree.com/
おすすめ度:☆☆☆✬★
公演期間:2023/07/15(土)~2023/07/18(火)
劇場:新宿眼科画廊
脚本・演出:河村慎也、リリセ、野花紅葉
出演:河村慎也、北本あや、佐藤友美、丸橋ぱちこ、福永マリカ、野花紅葉
あらすじ
『南京豆ノハナ』
口を開けば罵り合い、相手の非を責め、自らの態度を省みない、性悪説を論じた荀子がモデルにしたのではともっぱら囁かれる男女が、それでも捨てきれずほのかに埋め込んでる若き恋心を無理矢理掘り起こして叫ぶパワー系ラブストーリー。『ポーラノハナ』
野花紅葉の過去ヴィジュアルを担当してきたポーラが、初めてや脚本で参加!紅葉七変化☆なノンストップ一人芝居をお届けします。これまであらゆる野花紅葉のイメージを製作してきたポーラが描く紅葉の新たな一面は果たして…?『マリカノハナ』
出典:コラボノハナ2023 当日パンフレットより
節目となるはずだった30歳の誕生日が自分にとって最悪な1日となった女・マリカ。そんなマリカを、ひょんなことから「未来の自分である」と勘違いし家に連れ込んだ女・ノハナも、実は25歳の誕生日を最悪に過ごしていて……。
作品の感想
あくまでも個人の感想、若干ネタバレを含むため閲覧注意
演出・脚本:☆☆☆★★
南京豆ノハナ
脚本を男性が書いているな、というのが他の2本を観てから強烈に認識できた作品。多少なりとも恋愛に幻想がある感じが残っているような気がする。他の2作品は容赦がなかった。
ポーラノハナ
あ、これ、怖いやつだ。という、序盤の予感が的中していく作品。作品の仕組み(一人芝居が輪廻していく)が薄っすらと分かってくる後半はほぼ怪談の様相を呈してくる。グルグルと演じている人間が入れ替わり、さながら”胡蝶の夢”だなと思っているところで紅葉に戻ってのラストがお見事。
マリカノハナ
なんだろうか、露悪趣味的な何かを突然提示されて、戸惑った。という感じだろうか。個人的に共感することが1ミリも出来ない深淵を覗いてしまったかのような読後感だった。全然悪い意味ではなく。
俳優:☆☆☆☆★
野花紅葉
3作品の中にいる野花紅葉は、全てご本人の一部でありながら完全なる虚構なのだろうと妙に納得してしまった。このぶっ飛んだ人(褒めている)が、創っているものをもうちょっと観てみたいな。と思わされたので、今回の企画の意図通りの反応をしているのだと思う。
まとめ
また小劇場で面白いことをする人を見つけました。という気持ち。
出典:モミジノハナ https://momijinohana.jimdofree.com/
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